



日本科学未来館で開催された「宇宙開発フォーラム2024(Space for Everywhere, Everyone)」にて、Astraporta株式会社 代表取締役の稲波紀明が、パネルディスカッション「宇宙旅行の将来像とその成熟への道」に登壇しました。
当日のハイライト
“宇宙旅行はすでに現実の体験に”
稲波は、Virgin Galacticの宇宙旅行像を紹介。ロケットエンジン停止後に無重量を体験し、宇宙滞在は約4分。ニューメキシコ州の砂漠上空から眺める地球の印象や、搭乗者の人生に焦点を当てた「ミッションバッジ」の文化、無重力訓練や6G訓練のエピソードを語りました。
また、「宇宙旅行に申し込むと日々ワクワクして若々しくなる気がする」と場を沸かせました。
2040年のビジョン
宇宙機の量産化が進み、世界各地(日本を含む)でのサブオービタル運航が広がる可能性を指摘。さらに、宇宙を経由する**高速二地点間輸送(P2P)**により、東京—ニューヨーク間を約1時間で移動し得る未来像、月旅行のカジュアル化にも言及しました。
市場拡大への鍵
初期は富裕層に刺さる上質な体験を整え、彼らの発信力で一般層へと波及させる戦略を提案。観光と宇宙打上げを結び付けた中国・海南島の事例を挙げ、日本のスペースポート整備は「アクセスやビジネス設計」が課題だと述べました。
Astraportaの新サービス紹介
登壇では、企業ロゴ・データを月面に届けるカプセル輸送サービスも発表。打上げは2026年予定とし、月面到着証明書の発行や打上げの配信など、企業の挑戦を可視化するプログラムであることを紹介しました。
メッセージ
最後に稲波は、「宇宙は遠いようで近づいている。皆さんと新しい時代をつくりたい」と来場者へメッセージを送り、今後の挑戦への参加を呼びかけました。
参考資料 宇宙開発フォーラム2024 報告書